内祝いで根強い定番人気と言えば、名入れをした品です。とくに出産内祝いでは、生まれてきた赤ちゃんのはじめましてのご挨拶と、祝って下さる方へのお礼、そして、これからよろしくお願いしますという気持ちを込めて赤ちゃんの名前を入れます。お菓子をはじめ、シュガー、お茶、ジャム、お酒など、さまざまなギフトに名入れをすることができます。本体やパッケージに赤ちゃんの名前や生年月日を入れることで、名前をおぼえてもらえますし、親しみがわきます。
また、名入れギフトが手もとにある間、○○ちゃんは今どうしているだろうと赤ちゃんや家族に思いを馳せてもらうことができます。親しい方々が赤ちゃんや家族のことを思ってくれるというのは嬉しいものです。名入れの方法は、カステラなどのお菓子ならば直接本体に砂糖などで文字を入れます。パウンドケーキやバームクーヘンなどの文字を入れにくいものは、本体をくるむパッケージ部分に印字します。
数名のグループでお祝いを下さった場合、ひとりひとりにお返しをするのが基本ではありますが、大人数の場合や職場グループの場合、みんなで分けて貰える焼き菓子やゼリーの詰め合わせを贈ることがあります。そういった場合には、ひとつひとつに赤ちゃんの名前を入れたものが便利です。個装パッケージに印字してある焼き菓子や、食用インクで可愛くイラストや赤ちゃんの名前がプリントされたクッキーやおせんべいもあります。もらった方も微笑ましく嬉しい気持ちになります。
結婚の内祝いでも名入れのギフトを贈ることがあります。昔は食器などに名前が入ったものもありましたが、もらっても困ってしまうものです。しかし、カステラや焼き菓子など、あとに残らないものならば失礼にも当らず安心して贈れます。ほとんどの方が新郎新婦どちらか片方だけの知り合いですので、ふたりの名前をおぼえてもらい、今後ともよろしくお願いしますというご挨拶にはぴったりです。